広島大学中国哲学研究室 卒論発表会
今回は、先日行われた、広島大学中国哲学研究室卒論発表会の題目とその様子について
、ご報告したいと思います。
題目は以下の通り。
○唐・宋における麻姑―唐詩・宋詩詞を中心として―
○塩鉄論の研究
○『抱朴子』外篇行品篇における「神」
○荀子の政治的思想について
○劉宝南『論語正義』研究
○神仙化のメカニズム
近年は、かっちりとした経学研究よりも日本漢学や道教分野が人気の傾向にあります。
今年度は先秦~清代に至るまで、各人の興味に基づくテーマのもと、日夜卒論に取り組んでおられました。
発表会では、報告者はやや緊張の面持ちでしたが、しっかりと事前に資料を準備し、堂
々と発表されていました。質疑応答も活発で、学部2年生~院生に至るまで、素朴な疑問から、発表者を深く悩ませる質問も飛び出し、発表者は冷やせものだったかもしれませんが……視聴者としては、非常に有意義な時間でした。
来年度は、4名が4年生となります。テーマは道教よりのものが多いようです。先輩を見
習って?反面教師として?頑張ってもらいたいものですね。
かく言う筆者(院生)も論文に追われているわけですが……今日は一息。ブログを更新してみました。それでは、また。